不死鳥の寺と呼ばれる「長等山園城寺(三井寺)」。西国三十三箇所観音霊場 第十四番礼所の観音堂にも参拝

2020年4月5日

建国記念日の祝日を利用して、今回はこちらのお寺へ参拝に行って来ました。駐車場も大門(仁王門)の手前にあり、少し車を停めて待っていると駐車場の端にある小さな建物から係の人が出て来られました。

金額は1回停めるのに500円。近くの神社も回るつもりだったので、それほど高い金額では無いかと思います。もっと手前にコインPもありましたが、こちらの駐車場の方が断然近いですね。

 
では車を停めて向かったのはこちらの園城寺(おんじょうじ)です。天台寺門宗の総本山で俗に三井寺と呼ばれていますが、正式には「長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)」と言います。平安時代に建立されましたが、長い歴史の中で幾度も兵火にあい焼失。しかしその度に再興されて来たため「不死鳥の寺」とも知られています。

また今日では三井寺と呼ばれていますが、天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があり「御井(みい)の寺」と呼ばれていたものから由来する様です。

 

①仁王門

まず出迎えてくれたのが「大門(仁王門)」です。表門にあたりますが、宝徳四年(1452年)の建立で元々は滋賀県湖南市の常楽寺にあったものを、豊臣秀吉が伏見城に移しその後、徳川家康が慶長六年(1601年)に寄進されたものだそうです。

 
仁王門に向かって左手の方に参拝ガイドがあるので、ここでじっくり検討しても良いですが、受付で料金を支払った後にもらえるパンフに”参拝順路”が13か所に分けて書かれていたので、今回はこれを参考に回ってみることにしました。

 
①番は仁王門で②は釈迦堂となっていますが、その前に受付にて入山料(大人600円中高生300円小学生200円)を納めて、この時に先ほどのパンフも頂けます。では釈迦堂に行く前に手水舎にていつもの様に浄めます。

 

②釈迦堂(食堂)

重要文化財で室町時代の建物です。食堂(じきどう)とは僧が食事をするお堂です。しかし現在では清涼寺式釈迦如来像を本尊とする「釈迦堂」となっています。

 
園城寺では6種類の御朱印が頂ける様ですが、個人的に3種類だけ頂くことにしました。残りはまたの機会に頂きたいと思います。そのひとつがこの釈迦堂で頂けます。靴を脱いで中に入ると授与所があるのでそちらで書いて頂きました。

 

③金堂

国宝で桃山時代の建物です。園城寺の総本堂で北政所(秀吉の正室)により再建されたものです。内部には円空仏・尊星王・不動明王など多くの仏像が安置されています。ここでも御朱印を頂けますが、すっかりと貰うのを忘れていました。。

 

④鐘楼(しょうろう)

重要文化財。慶長七年(1602年)建立。近江八景の「三井の晩鐘」で知られる大きな梵鐘(ぼんしょう)がつるされています。

 

⑤閼伽井屋(あかいや)

こちらも重要文化財。天智・天武・持統天皇の産湯に用いられたという泉です。

 

⑥霊鍾堂(れいしょうどう)

建物は昭和に古材を利用して建てられたものですが、中に「弁慶の引摺鐘(べんけいのひきずりがね)」や「弁慶の汁鍋」が安置されています。

 
弁慶の引摺鐘」です。平安時代に弁慶が園城寺から奪った鐘ですが、その鐘の音色に怒った弁慶が谷底に投げ捨てたと言われています。

 
弁慶が持っていた大鍋で、園城寺の大鐘を奪った時に代わりに残していったものと伝えられているそうです。

 
霊鍾堂から出るとこのあたりは映画の撮影場所となったことが書かれていました。

 

⑦一切経蔵

室町時代の建物で毛利輝元が山口県の国清寺より移築。

 

⑧唐院

唐院は開祖・円珍和尚の廊所(びょうしょ)。下記は「三重塔」で室町時代の建物。徳川家康の寄進とのこと。

 
潅頂堂です。大師堂の拝殿の役割となっており重要文化財。大師堂の画像は無いですが、入れなかったような気がします。。ただ記憶は曖昧です(笑)

 

⑨微妙寺

園城寺の五別所(微妙寺、水観寺、近松寺、常在寺、尾蔵寺(廃寺))のひとつ。本尊は十一面観音(重要文化財・平安時代)で、湖国十一面観音零場第一番札所。中には赤塚不二夫の「レレレ千手観音」の像やいがらしゆみこの「如意輪観音」の絵、大石容子の「猫四天」の絵なども展示されていました。

 
ここでは2種類の御朱印を頂けます。十一面観音黄不動尊となっており、今回は十一面観音を頂きました。

 

⑩毘沙門堂

重要文化財。園城寺の五別所ひとつである尾蔵寺(廃寺)の境内に元和二年(1616年)建立されましたが、明治に三尾神社の近くに移設。さらに戦後に現在の場所に移されたとのことです。

 
では園城寺の中で一番人が訪れていた「観音堂」に向かいますが、この階段を上り切ったところにありました。

 

⑪観音堂

西国三十三箇所観音霊場の第十四番礼所。先日、参拝した石山寺は第十三番礼所です。本尊は如意輪観音。貞享三年(1686年)に焼失し、元禄二年(1689年)に再建されました。

 
御朱印です。「大非殿(だいひでん)」とは”観音菩薩が安置されている建物”を指し、「大非」は観音菩薩の別名。

 
観音堂の向かいには観月舞台があり、そこからは大津市街や疎水、それから琵琶湖も見えます。

 

⑫水観寺

県指定文化財。西国薬師霊場第四十八番札所で前述通りに園城寺の五別所のひとつ。ここでも御朱印を頂けますが、今回は頂かずまた次の機会にしました。

 
今回は園城寺に参拝しましたが、なかなか見どころも多くゆっくりと回ったので1時間半くらいはいたかと思います。桜や紅葉のシーズンでは無いので人も少なく静か。幾多の苦難を乗り越えてきた園城寺も今は穏やかな時間が流れている様に感じられます。「不死鳥の寺」はまた困難に当たっても再興するんでしょうね。

 
それからパンフには「13か所に分けて書かれている」と最初に書きましたが、実は水観寺で12か所目。。

そうなんです。。実は13か所目の「護法善神堂」をすっ飛ばしてしまったんです(笑)水観寺を出た後、駐車場について家族と話していたら、前を歩いていたこちらのお坊さんと思われる方が親切に、

駐車場はあっちですよ

と教えてくれました。その時に近くの長等神社にも行ってみようと思っていることを話すと、

観音堂は行かれました?観音堂の向かいに階段があったかと思いますが、それを下ると長等神社の横に出るんです

との情報を頂きました。。確かに急な階段があったのですが、まさかそれが繋がっていたとは。。

まあ、また登るのも何なんでここから出て一方通行の道を行けばありますよ

とさらに教えて頂きました。(長等神社まで行ってみると確かにスグ横に階段がありました)

とこんなやり取りをしているウチに最後の13か所目を忘れてしまったんですね(笑)

次は長等神社に参拝して来ます。

 


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※これらの情報は記載時点のものです。

住所滋賀県大津市園城寺町246
拝観時間午前8時から午後5時
Webサイトhttp://www.shiga-miidera.or.jp/index.htm
http://miidera1200.jp/(三井寺公式観光サイト)