【読書】昭文社の『京都のトリセツ』を読んでみた感想。

感想
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昨年くらいだったと思うのですが、本屋さんに行った時に気になるタイトルと内容が面白そうだったため買った本がありました。

しかし、なかなか読む時間が無く、そのままズルズルと時が流れ、この盆休みにこれをようやく読むことが出来たので、感想等を書いて置こうかと思います。

今回読んでみたのはこの本。

『京都のトリセツ』 昭文社

タイトル 発行人 発行元 初版発行日 価格(税込)
京都のトリセツ 清水 康史 昭文社 2021年5月1日 1,980円

 

どんな人が読めばいい?

まず、この本を読んでみてどんな人が読めば良いのかな?というのを考えてみました。あくまで私見ですが、下記のような人が一度読んでみると良いかもしれません。
 

  • 京都府に住んでいる人
  • 京都府の地形、歴史、鉄道、産業等に興味のある人
  • 京都府へ旅行へ行こうと考えている人
  • 京都府が好きな人

 

トリセツについて

2019年9月に『神奈川のトリセツ』を発売。その後、2022年1月の高知版にて全47都道府県を制覇されたシリーズ本です。このシリーズの特徴を昭文社の公式HPより引用させてもらうと、下記の様に書かれていました。
 

  • 各都道府県を1冊丸ごと取り上げ、地図を読み解きながら、地形や地質、歴史、文化、産業など、その特徴や魅力を紹介。
  • 知られざるトリビアをクローズアップし、読み物としてのおもしろさを追求。
  • ローカル色が強い地域の<もう一面>に着目し、地元の方々に、身近な地域をさらに好きになっていただける内容を提供。

47都道府県すべてを網羅されたため、日本のどこに住んでいる人にも楽しめるのは素晴らしい。しかしすべてを読むとなると1冊に1都道府県が記載されているため、かなりの時間とお金が必要ですね(笑)

では私自身はやはり一番馴染みのある府県にしようと思い、『京都のトリセツ』および『滋賀のトリセツ』を購入。まずは京都府編から感想を書いてみたいと思います。

 

京都トリセツ概要

まず最初にこのトリセツシリーズの特徴について、私が感じたことを記載しておきます。

  • 画像やイラストが多く、分かりやすい
  • ひとつのテーマが見開き2ページで完結するため読みやすい
  • ちょっとした豆知識も記載され面白い

このようにカラフルで写真やイラストや図も多く、ひとつのテーマが非常に読みやすい形で、読むのにもそれほど疲れないため、一気に読んでしまうことも可能でした。

では早速、京都のトリセツについて書いてみたいですが、内容を細かく書いてしまってはネタバレになってしまいますし、面白くないので概要と自身の感想だけを記載致します。

京都のトリセツの概要ですが、内容は下記のように4つのパートに分かれています。ただこのパートに関しては滋賀編も同じ形になっているので、他の都道府県も同じ形になっているのかもしれません。

  • Part.1 地図で読み解く京都の大地
  • Part.2 京都を駆ける充実の交通網
  • Part.3 京都の歴史を深読み!
  • Part.4 京都で育まれた産業や文化

 

Part.1 地図で読み解く京都の大地

このパートでは主に京都府の地形、河川、山といった自然の部分について書かれており、特定の場所について詳しく解説されています。登場している場所は京都盆地、巨椋池、天橋立、舞鶴、由良川、保津川、宇治、木津川(一部抜粋)等です。
 

Part.2 京都を駆ける充実の交通網

Part.2では京都の交通網について記載。今もある街道の話等にも触れられていますが、主に書かれているのは電車(汽車)の路線やその歴史について解説。馴染みのある路線の過去などを知ることが出来ました。路線については京都を通っている、京阪、阪急、近鉄、嵐電、京都丹後鉄道、トロッコ路線、市営地下鉄(一部抜粋)など。
 

Part.3 京都の歴史を深読み!

Part.3では古代から近代(明治まで)の中で、京都で起こった事変等を少し掘り下げて記述されています。記載されている歴史は丹後の古墳、南北朝、応仁の乱、本能寺、鳥羽・伏見等(一部抜粋)となります。
 

Part.4 京都で育まれた産業や文化

最後のパートではタイトル通りに京都で育まれた産業や文化について記載。対象となっているのは祇園、京都タワー、伝統野菜、伏見の酒蔵等(一部抜粋)について解説されています。

まとめ

私自身は京都で仕事をしているため、京都府内のほとんどの地域には行ったことがあります。そのため、この本に出てくるものや場所等はすべて行ったことや見た事があり、読んでいてここはこんな経緯があったんや~とかだからこうなっているんか~など今まで何となく目に入っていたものまで、しっかりと見るようになりました。

既に知っていたこともありましたが、やはり知らなかったことの方が多い。皆さんも馴染みのある都道府県から読まれると、再認識することがたくさんあるかも。馴染みのある都道府県を読み終えたら、行ってみたい都道府県等を読んでみても良いかもしれませんね。



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